たまには爺さんみたいなことを言っておきたいのだが、
11月3日を今は「文化の日」と言っているが、元々は
明治天皇の誕生日で、明治時代は「天長節」と言っていた。
天長節が明治節となり、文化の日になってしまった。
外国の文化であるハロウィンで、あれほど馬鹿騒ぎした
直後に「文化の日」が来るのが皮肉だが、ハロウィンも
これからの日本の歳時記になるのだろうか?
ハロウィンはクリスマスより、バレンタインデーより、
嫌悪感がある。
よりキチ○イじみているからだ。
お祭り騒ぎ、馬鹿騒ぎで、資本主義を活性化させるイベントが、
日本の「文化」となってしまっているのなら、愛国心なんて
表層的なものに過ぎない。
ヘイトスピーチ・デモも、ハロウィンも大して変わらない、
ストレス発散のキチ○イじみた馬鹿騒ぎである。
「保守」は主義ではないから、原理主義的にハロウィンなんか
断固阻止とは言わないが、少なくとも日本人の美意識に反する
と感じるなら、抵抗して小言のひとつも言っておく、
それが「保守」の態度というものである。
どうせジジクサいとか、単なる父権主義とか言われるのが
オチだが、新奇なものの侵入を、もろ手を挙げて迎えるような、
幼児化した大人にはなりたくない。
資本主義や近代合理主義や進歩主義を、万歳して受け入れる
先には、弱肉強食の超格差社会が待っているだけで、
その世界で悠々自適で暮らしているのは、実はわしのような、
ほんの1%の強者しかいないはずである。
弱者ほど資本の暴走を受け入れるのだ。
どいつもこいつも、弱者のくせに、資本の暴走を受け入れる
だけで、「日本の文化」について考えてみようとしない。
時々思うのだ。
なんでわしのような強者が弱者のことを心配してるのだと。
貧乏になりたいと大多数の国民が言っているのだから、
放っておいてもいいのだが。




















